心の器を育むにはどうするのがよいのか?

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「あの人は器が大きい」とか「あの人は器が小さい」などとよく言いますが、心の器は目には見えません。だけど、人としての器はなんとなく分かりますよね。

心の器というものは、状況によっては大きくなったり小さくなったりするものです。今以上に、心の器を広げることができるようになれば、ネガティブな感情は、さほど気にならなくなってきます。

心の器づくり

「自己受容」を身に付けるには、まず「心の器づくり」が大事です。

不登校を例にとるならば、心の中に湧いてきた感情を一旦抱えた上で、その感情にきちんとフタをして、感情に圧倒されないようにすることが大事です。

例えば、このような感情が湧いてきた時、

 

「子どものことがとても心配だ」

「将来、この子はどうなるんだろう」

 

感情を抱えるとは、

 

「今、私は子どものことがとても心配になっているな。」

「今、私は将来この子はどうなるんだろう?と不安に思っているな。」

 

と認識することです。

そして、押し寄せてくる心配な気持ち、不安になっている気持ちに潰されないようにすることが重要なのです。

心の器を育むにはどうするのがよいのか?

自分の感情に圧倒されて潰されないようにするには、

一旦今の感情を抱えた上で、アロワーを自分にかけていけばいいのです。

 

「今、私は子どものことがとても心配になっているんだね」

「心配しなくていいんだよ。だいじょうぶだよ」

「今、私は将来この子はどうなるんだろう?と不安になっているんだね。何とかしようと無理に焦らなくてもいいんだよ」

「だいじょうぶだからね、毎日心配になったり不安になったりすることもあるけど、よくやってると思うよ。それに、子どもの気持ちを理解しようとがんばっているし、共感もできているじゃない。よくやってると思うよ。私、えらいよね」

 

こんな感じで、自分自身に対しての癒しのことばやエネルギーになることばを自分にしっかりとかけていきます。

 

否定的な感情が湧くたびに、その感情を一旦抱え、感情に圧倒されないようにしつつ、その感情を漠然としたものに終わらせずに、表現してみてくださいね。

口に出して、自分に癒しとなる優しいことばをしっかりとかけていきます。

 

言葉で言ってみるのもOK!

紙に文章で書いてみるのもOK!

ネガティブな感情が収まっていくまで、時間をかけて、湧いてくる感情を言語化するのがよいと思います。とにかく、とことんやり切ることです。

 

感情が湧くたびに、湧き出す感情とこんなふうに向き合うことで、次第に圧倒されたり、潰されたりしなくなります。

こうした「心の器づくり」のためのトレーニングを続けていくと、自分の感情を受け入れて、ちゃんと自分で抱えて感じることができるようになってきます。

 

日々、苦しい時、悲しい時、否定的な感情が湧いてきた時に、その感情から逃げるのではなく、その感情にめげて、飲まれてしまうのではなく、感情を意識して対応していくように何度も練習をしていきます。

 

すると、自己受容ができるようになるわけです。「良い」も「悪い」もなく、あるがままの自分を受け入れるということです。自分を受け入れられる分だけ、他者も受け入れられるようになります。

子どもの気持ちを受け入れられるようになれば、

つまり、学校へ行けていない今の現実も受け入れるということですから、

子どもの気持ちは楽になり、

今までの「行けない」という問題はなくなるわけです。

受け入れられないから苦しい。

受け入れてもらえないから苦しいのです。

 

自己受容が深まると、これまでに作られてきた規範や価値観などの

「こうあるべき」「こうすべき」「~ねばならない」などの枠は、緩み、外れていきます。

この規範や価値観が、行く手を阻み、とても苦しかったわけです。

 

「心の器づくり」に取り組んでいくことで、少しずつ心の器は広がり、また健全なものに育まれていき、それに伴って、自己受容もできるようになっていくのです。


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