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誰でも苦手な人や物はあるのですが、何かのきっかけで、「嫌だ!」という気持ちが強く印象付けられてしまうと、それを思い起こすだけで、恐怖感や不安感に囚われて身動きができなくなることがあります。
不登校に陥った場合、担任の先生からきつく叱られたり、直接的ではなくても友だちがきつく注意されたりするのを見て、あたかも自分が叱られているような気分になり、それが怖くて学校へ行けないというケースもあります。
特に、どのクラスにも存在する「繊細さん」は普通のお子さんよりも感受性が敏感な分だけ、受けるマイナス刺激も大きく、身体に影響を受けることもありますね。
自分が叱られたわけじゃないけど、また思い出してしまった!嫌だなあ。。。
さて、「学校へ行ってみようかな」と心づもりをしても、ふっと頭の片隅に嫌なイメージが浮かんできて、それを追い払うことができない場合、そのイメージが何度も繰り返され、そのたびに不安感も倍加されてしまいます。
なぜそんなことが起きるのかというと、実は、自分の心の敷地に、相手の心の敷地が近いからなんです。好きとか嫌いとかは、潜在意識は判別しません。ただ、何度も繰り返し思い浮かべてしまうことで、潜在意識は、「このことは重要だ!」という認識をします。
特に「嫌だ!」という負の感情が伴った時、さらに「このことは重要だ!覚えておくべきだ!」となり、どんどん相手の心の敷地が自分の心の敷地に近くなってしまうのです。
こういった状況を打破するには、心の敷地を遠ざけるという作業が必要になります。
例えば、こんなふうです。
まず、「私は、学校の先生のことが嫌だと思っているんだな」(←受け止める)
「そうかそうか、大きな声で叱られるのは怖いよね」(←受け止める)
「じゃあ、その嫌なものを遠くへ飛ばしちゃおっか!」(←促す)
次に、苦手な嫌な人や物をイメージの中で自分の心の敷地から遠ざけます。
①目の前に嫌いな相手(苦手な相手)をイメージします。
②イメージの相手にランドセル型ロケットを背負わせます。
③ロケットごと空高く打ちあげます。
④実際に、イメージしながら「ズドーン」とか「ビューン」とか効果音をつけます。
⑤イメージの中で、空高くロケットが見えなくなるまで見送ります。
見えなくなったら「スカッとした!」と、心地よくなる言葉を発します。
終わったら最後に、
「よくやったね!」(←自分を褒める)
しっかりと対処できた自分を褒めます。
最初はイメージワークに慣れないかもしれませんが、やっていくうちに、段々と自分なりに要領がつかめてきます。やってもまた浮かんで来たら、またロケットワークをやります。
何度も繰り返します。
そうすると、潜在意識の中で変化が起きてくるのです。
相手の心の敷地が遠ざかるので、何度も再現されなくなるのです。潜在意識が「重要じゃない!」と判別するようになるんですね。ロケットワークを続けていくうちに、たびたび再現されなくなり、間隔があいてきて、最後には嫌だったことが浮かんでも、影響されなくなりますよ。
この方法は小さなお子さんと一緒にやる方法なのですが、もちろん大人でも有効なので、嫌なことを何度も思い出してしまって辛くて仕方がない時は、ぜひこのワークを試してみてくださいね。
お母さんと一緒にやってみるのなら、嫌なことを思い出しても、だいじょうぶ。
そばで気持ちに寄り添って、ありのままの気持ちを受け止めてあげると、子どもは安心できますね。