回りの視線を気にし過ぎて、学校へ行けない

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私が学校へ行けなくなってしまったのは、中学校に入ってからですが、もう少し小さかった頃、人の目が気になり始めたことがきっかけでした。

友だちの視線が気になって、その場から逃げたくなる

どうして無理して学校に行かなくちゃいけないの?

本当に苦しい。

みんなのことを気にしながら、恐る恐るその場にいて、みんなに調子を合わせるのはもう疲れた。

いつも友だちが自分の悪口を言って、笑っているのじゃないだろうか?周りからいつも見られているようで、それが気になって学習に集中できない。いろいろなことが気になり始めると、もう話しかけられるのも嫌だし、いちいち相手に合わせなくちゃいけないと思ったら、すごく疲れる。友だちは欲しいけれど、気を遣うくらいなら、一人でいた方がよっぽど楽…。

いつも私は人の目が気になります。私の母は、

「何もやましいことがないのだから、堂々としとけばいいのよ。」

と私に言います。母の目には、私がおどおどしているように見え、情けなくなるのだと思います。そんな姿を母に見られたくないので、会話は最小限に留めています。

「隣の〇○ちゃんは、小学生の頃から皆勤賞をずっと取ってるよ。学校に行くのがあなたの仕事でしょ!」誰でも普通に楽しそうに行ってるじゃないの?どうしてそんな簡単なことができないのよ。」

不登校の原因探しばっかり…

この前、保健室で担任の先生と話をしました。教室は無理だけど、保健室なら人の目も少ないし何とかいることはできるのですが、休憩時間になって、保健室にザワザワと入って来る物音や大きな声に、私はとても敏感になっていました。

カーテンで仕切ってもらい、誰とも出会わないように配慮してもらいました。少しの時間、担任の先生と話しただけなのに、えらく疲れました。先生がどう思うか、それがまた気になって、話しかけられるたびに、「何て答えようか…」となる。その返答が遅くなれば、「先生は私のこと、どう思うだろう?」などと余計に心配になり、思っていることも上手く伝えられないのです。

結局、「いいよ、気にしなくていいからね。」と言われて、何も答えていない自分に気づく…。こんな調子なんです。人の目を気にするのは止めたいと思うのですが、自分ではうまくいきません。

私は人の目を気にしなくてもすむ方法が知りたい

私は、気弱になって今までできていたことさえも、できなくなっている自分に気づきました。そこで、できそうなことを3つだけがんばってやろうとしました。

  • 気にせずに、いちばん仲の良かった友だちの近くに寄ってみる
  • 自分からあいさつしてみる
  • 相手の話に相槌を打ってみる

結果、どれも勇気が出なくて、できませんでした。でも、すぐにチャンスがやってきて、たまたま保健室登校した時に、偶然にも出会うことができて、自分からあいさつをすることができました。

友だちは、私ににっこり笑顔を返してくれて、いろいろクラスのことを話してくれました。私が学校へ行かなくなったことを心配してくれていたことが分かりました。それから、私にどう声をかけたらいいのか分らなくて、結局うまく話せなかったと伝えてきました。

あれ?気にしていたのは自分だけ?話の中に入ってみると、誰も自分のウワサをしてはいなかったし、自分に関する話題で笑っているわけでもなかった。私、気にし過ぎだったのかな?自分が自信をなくしていたから、そう感じてしまったのかな?自分に自信が持てれば、人の目も気にならなくなるのかな?どうやったら、自信が取り戻せるのだろう?

人の目が気になってしかたがないのは、自分に自信が持てなかったからなんですね。

自信を取り戻すには、どうするか?一番楽にできる方法

人の目を気にし過ぎると、自己肯定感が下がってしまいます。

そして、周りが自分のことをどう思っているのだろう?と考えたり、人目を気にしながら行動したりと、周りに合わせることが多くなってしまいます。

すると、自然と言いたいことが言えなくなって、自分の気持ちはいつも封じ込める形になります。いつも周りが先で、自分の気持ちは後回し。大切な自分の気持ちがないがしろにされている状態です。

いつも人に合わせていると、やりたいことをガマンしなければならず、不本意な言動をとってしまっているのです。

「いつも人に合わせる」ので、これでいいのかが不安だし、これで合っているのかも不安に感じてしまうのです。だから余計に疲れてしまっていたんですね。

あなたが自分の思いや考えを言わなかったら、相手は、あなたがどうしたいのかも分らないし、どう対応していいのか分らなくなってしまいます。

だから、まずやることは、これです。

「周りが先で、自分の気持ちは後回し」を止めましょう!

相手が考えを伝えてきたら、合わせる必要はありません。自分の思いや考えを言っていいのです。「私は、~と思う。私は、~したい。」と遠慮せずにIメッセージで、相手に伝えるようにしましょう。その方が、相手もよく分かるのです。

「まず自分の気持ち、それから相手」に切り替えましょう!

「私は…」とIメッセージを発するように意識してみましょう!

「Iメッセージで相手に伝える」ことに慣れてきたら、気持ちが楽になりますし、自分の思いや気持ちを相手に伝えることができるので、ストレスも減ります。自分の立ち位置が明確になることで、自信がついてきます。

自分に自信がついてくれば、少しずつ周りが気にならなくなってきます。心の中に「自信」というエネルギーをいっぱい貯めていってくださいね。


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