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お子さんを見ていて、いつもと様子が少し違うことに気づくことができているでしょうか。少ししたら違うことをやり始めるから、あまり気にしてないということがあるかもしれません。
小学校低・中学年時代は、自分のことを言葉でうまく表現できないため、感情は行動に表れることが多いです。子どもの不調サインが出ていたら、上手に話しかけて、早めに解決の手助けができるといいですね。
小学校中学年時代になってくると、親と一緒にいるより友だちと一緒に過ごすことを好むようになります。この頃の子どもたちは、いつも友だちのことが一生懸命です。友だち関係がギクシャクしてうまくいっていない時は、それがとても強いストレスになることがあります。
こんなこと、ありませんか?
・頭痛、腹痛を訴えてくる ・ぐずぐずと妙に甘えてくる ・空咳をして、親の気を引こうとする ・集中力がなくなって、気持ちが散漫
子どもから困っていることを話してくれればいいのですが、うまく話せないこともあります。大人でも悩みが深い時は、人にはなかなか話せませんよね。子どもも同じなので、子どもから話してくるのを待っていてはいけない場面もあります。
「子どもの様子がいつもと違うぞ!」と、親が気付いてあげることがとても大事です。心配のし過ぎはよくありませんが、しっかりと見守ることは必要です。
相手に気持ちを伝えたいのだけど、うまく表現できない。自分のしんどさを親に分かってもらいたいのに、語彙力がまだ乏しくて、状況や気持ちをうまく伝えることができない。これが子どもの状態です。まだ語彙力も成長の真っただ中にあります。だから、焦らずに聴いてほしいのですが…。
子どものしどろもどろの訳の分からない話に、イラッときて、親の方が話をリードし、「あーでしょ、こーなんでしょ」と話しているうちに、事実と異なる着地点に話が落ち着いたり、結局お説教みたいになって、子どもを叱ってしまったり…。
そして、うまく話を聴いてやれなかった自分を責め、両者ともが嫌な気分になるという結末に。
こんな時は、一呼吸ついて、子どもが話しやすい環境を作ってあげるといいですね。親側の聴き方ひとつで、子ども側も話しやすくなります。
こんなことありませんか?
・なぜか最近、子どもが話してくれなくなった ・話の途中で、つい言葉を挟んでしまう ・話が横道に逸れる ・結局お説教をしてしまう ・つい「あなたのため」を連発してしまう
もし思い当たる点があったら、親側も聴き上手になれるように工夫する必要があるかもしれませんね。
「お母さんに聴いてほしいの」
「お母さんに話してくれて嬉しいわ」
「○○ということがあってね。△△だったんだ」
「そうなんだ。それでどんな気持ちだったの?」
「○○で失敗して、ガッカリなんだ」
「ガッカリしちゃったんだね。じゃあ、〇○のことはどんなふうにするつもり?」
「○○は失敗したけど、また次があるからがんばってみるよ」
事実とその時の気持ちを受け止める、そしてどのようにしようと考えているのかを聞き出してそれを応援するような流れで子どもの話を聴くようにすると、子どもの気持ちを傷つけることもありませんし、「お母さんは自分の気持ちを分かってくれている」と安心して、次も話してくれると思います。
会話の途中で、「それはあなたのためなのよ!」とつい子どもに言ってしまうパターン。
この言い回しは避けたいものです。「あなたのため」と言いつつ、実は自分自身のために言っていませんか?
・こういう子どもでいてほしいの ・こういうふうになってほしいの
これは、子どもへの「親の要求」に当たります。「あなたのため」と言いながら、本当は「親のため」のもの。これでは、対等な話はできません。子どもが話すのを嫌がっても仕方ありません。
家族同士の対話がうまくできているかどうか、家族みんなで見直す機会があるといいですね。
もう少し、言い回しについて考えてみましょうか。
例)ご主人から奥さんに。どちらの言い回しがいいですか?
A.「美味しい料理を毎日作ってくれて、えらいね!」
B.「いつも料理をありがとう。美味しいよ!」
A.の言い方だと、ちょっとムッとしませんか。だって、上から目線で言っているように思いませんか?
B.の言い方なら、たくさん言われると嬉しいですね。
子どもへの話し方も同様です。
例)A.「毎日お手伝いしてくれてえらいね!」
B.「・・・・・・・・・・・・・!」
子どもの話し相手になる時、できていますか?(3つのポイント)
①子どもが自分で解決していこうと思えるような問いかけ方になっているか? ②答えを絞り込まず、一緒に悩んで一緒に考えようとするスタンスになっているか? ③相手への評価ではなく、自分の気持ちや思いを伝えているか?
このように、日頃から3つのポイントに気をつけるようにしておくと、子どもとの対話もうまくいくはずですね。