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小学校中学年以上になってくると、親には自分の悩みを話してこなくなる傾向があります。なぜなのでしょうか?かかわる対象が、親から他の友だちへと移行していく時期であるからです。
親に学校のできごとを話そうとしても、語彙力や説明力の不足で、いいたいことをうまく伝えられない発達状況であること。それから、親側の話の聴き方がまずいために、子どもの話そうとする意欲を削いでしまうパターンになっている可能性があるからです。
子どもから親に話さないにしろ、ある程度は日頃からあちこちにアンテナを巡らせて、親として、我が子の様子は分かっている状態にしておきたいものです。
①話をする時の子どもの表情は?
まず、目を合せて話せていますか?どんなお話ですか?そのお話に出てくる友だちはいつものお友だちですか?それとも今まで付き合ったことのない新しくできたお友だちですか?子どもの話を軽く聞き流して、大事なことを聞き落としていませんか?
子どもの話を聴く時は、話の内容はもちろんですが、しっかり聴いてあげることが大事ですよね。目が泳いでいたりすると、やっぱり心配になります。
②家族との接し方に変化は?
親にべったりとくっついてきませんか?急に甘えん坊になっていませんか?また逆に、大人びた口の利き方をして、親をけん制してみたり。また兄弟のやりとりでも、兄に歯向かうような態度とか、今までと少し違う言動が見られたら、気を配ってあげたいですね。
③持ち物の管理状態は?
ランドセルの中やお道具袋、ふでばこの中など、そっと見てますか?たまには、見てあげてください。ふでばこに入っているはずの鉛筆がない、学校からのおたよりを見せずにそのままになっている、お道具袋・着て行った洋服がすごく汚れているなど、見落とさないようにしましょう。
④生活態度に変化は?
いつも几帳面に文字を書いていたのに、宿題のノートの文字が乱雑になっていませんか?子ども部屋の散らかりが、いつのまにか整理整頓されている、がさつさがウソのように潔癖になっているなど、いつもと異なる生活態度が見られたら注意してあげたいですね。