カウンセリングルーム　　ききびとアンダンテ♪

中学生の引きこもりは、カウンセラーに相談しましょう。いじめや人間関係が原因となることもありますが、こちらでは引きこもりと因果関係の深い様々な障害についてご紹介いたします。また、家族の向き合い方についてもご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてください。

引きこもりや不登校を改善するためには、ご家族の協力が欠かせません。しっかりと向き合い、焦らないでゆっくりと対話に向けて一歩ずつ進んで行きましょう。

中学生の引きこもりの背景には、精神障害が潜んでいるかもしれません。引きこもりと因果関係の深い精神障害はどのようなものがあるのか、ご紹介いたします。

適応障害

いじめなどをきっかけに不安や抑うつ気分が現れ、不登校や引きこもりを起こすことがあります。適応障害の原因となるストレス状況が遷延した場合に、適応障害から気分障害や不安障害などに変わってしまい、引きこもりが本格化してしまうケースもあります。

不安障害

不安障害は人前で行動することを避けるため、引きこもりへと向かってしまう可能性があります。全般性不安障害は不安から起こることが特徴的ですが、特に失敗や挫折をおそれる緊張の強さが目立ち、不登校や引きこもりの原因となります。パニック障害のように不安や恐怖状態が頻発するようになると、引きこもり状態になる場合があります。

パーソナリティ障害

不登校や引きこもりといったような回避性や依存性などが長年にわたって持続している間に、パーソナリティに構造化されてパーソナリティ障害へ展開していくケースが見られます。

強迫性障害

強迫症状によって日常生活での行動をスムーズにこなせなくなったり、家族を巻き込んだ強迫症状に伴って母親との共生的な結びつきから離れられなくなり、結果的に引きこもり状態となる場合があります。

対人恐怖的な妄想性障害

「自らの容貌が醜い、体臭が不快、または目つきがきついために人を不快にさせている」という思春期特有の思い込みのような妄想性障害です。他者との接触を極端に避け、不登校になって家に引きこもるようになることがあります。

思春期に入ると、何でも親に話すということをしなくなり、気持ちを上手く言葉にすることができずにイライラしてしまうことがあります。

親は子どもが何を考えているのかわからないために不安になりますが、一人の人間として精神的に自立していく時期には必要なことなのです。お子さんのSOSに気づくためには、親として力が入りすぎた状態を少し緩めてみてください。よい親にならなければという思いは、時として世間の目や社会的な評価を気にしすぎるあまり膠着状態に陥ることがあります。ご家族が他人の評価から自由になり、お子さんと向き合ってください。

不登校や引きこもりを改善するためには、なによりもコミュニケーションが大切です。まずは聞き上手になり、お子さんが何かを話し始めたら否定や反論はストップし、話をしっかりと聞いてあげましょう。たとえお子さんが間違っていたとしても、まずは訂正しないでしっかりと話を聞いてあげて、一緒に考えながら対話をしていきましょう。焦らないでゆっくり、が大切です。

ききびとアンダンテ♪では、中学生の引きこもりにお悩みの親御さんを対象とした子育てカウンセリングを行っています。長年特別支援教育に携わった女性カウンセラーがご相談を承ります。

中学生の引きこもりや不登校は、いじめや障害が原因となることがあります。どのような原因であっても、何かを強制したり否定したりしないで、まずはじっくりと聞いてあげてください。そして、ゆっくりと対話を重ねていきましょう。カウンセラーに相談することもおすすめです。

ききびとアンダンテ♪では、親御さんを対象にしたカウンセリングを行っています。臨床発達心理士の女性カウンセラーが、問題解決のお手伝いをいたします。中学生の不登校や引きこもりでお悩みの方は、ぜひききびとアンダンテ♪の女性カウンセラーにご相談ください。